【書評】影響力の武器(3)
こんにちは。Utaです。
今日は著書「影響力の武器」の
最後の3つの原理を書いていきたいと思います。
記事を読むだけで自分に普段、どのような原理が働いているのか、
また自分のビジネスにどう応用していくのかが
分かり、仕事の業績をあげることが出来ます。
本日書くのは以下の3つです。
・好意
・権威性
・希少性
それでは早速見ていきましょう。
好意 |
好意とは人は好きな人からの要請に答えやすい性質のことを言います。
「そんなの当たり前だ」
と思うかもしれませんが、あらゆるセールスがこの原理を使っています。
例えば著書の中にはジョー・ジラードさんというセールスマンが
取り上げられています。
彼は自動車のセールスマンで前代未聞の売上を上げたことで
ギネスブックにも載ったことのあるセールスマンです。
そして彼のセールスの真髄は以下の2つに集約されます。
(1)顧客が彼に好意を持つようにすること
(2)公正な価格を提示すること
特に(1)が大きな効果を持つのですが、
彼はイベント毎(クリスマス、正月、バレンタインなど)に
顧客に直筆の手紙を書いていました。
そうすることにより、顧客は彼に好意を持ち、
車が欲しくなると彼に連絡をする、というわけですね。
これはザイオンス(単純接触)効果と呼ばれるもので、
人は頻度高く接触している人に好意を持つ原則があります。
これはあらゆるジャンルで共通するのですが、
恋愛やファンビジネスにおいても共通します。
例えば芸能人を狂信的に好きな人がいますよね。
その人は毎日好きなアーティストを待ち受けにして、
曲を聞き、コンサートに行き、
グッズを持っているはずです。
こうすることで毎日そのアーティストと触れることになり、
どんどん好意が加速していくのです。
ちなみにフラストレーションや対立、競争といった
不快なシチュエーションの中で対象と触れる機会が多い場合、
その対象を敬遠しがちになる、といった実験結果もあります。
また外見も好意に非常に強い影響を及ぼしています。
裁判官がルックスの良い罪人には
同罪で起訴された醜悪な外見の人よりも、
軽い罪を言い渡していることが実験で明らかになっています。
また「美貌の経済格差」という本もあるのですが、
そこで述べられているには美人とそうでない女性では
生涯で得られるお金が3,000万円程度違うことも
指摘されています。
これは一般的にハロー効果とも呼ばれます。
いわゆる人は見た目が9割ってやつですね。
また好意には類似性が高い人を好きになる傾向も指摘されており、
自分に似た人を好む傾向があります。
例えば自動車のセールスマンは車の下取りにきた顧客の
車の中をよく見ています。
そこに釣りの道具があれば、釣りの話題を出し、
バスケットボールがあればNBAの話題を出し、
キャンプの道具があればアウトドアの話をするでしょう。
こうすることで、人はセールスマンに好感を持ちやすくなります。
好意をビジネスに活かすには
自分のビジネスに活かすのであれば、
まず対面でビジネスをする人は
外見を整えることから始めるといいでしょう。
あなたが思っている以上に外見は影響を与えますし、
外見をよくするだけで成績に直結します。
またネットでビジネスを構築していくのであれば、
自分のターゲットと毎日接点を持つ仕組みを作ることも効果的です。
これは僕も取り入れていますが、ブログを毎日更新することで、
継続的に関わりを持てるようにしています。
あなたが僕の記事を読んで、面白い、と思ってくれたなら
明日も更新されるとわかっていれば
きっと読みにくるでしょう。
こうして毎日接点を持つ仕組みを作ることで、
ザイオンス効果が発揮されます。
ちなみにネットでビジネスを行う人はこのことを重々に承知していて、
Youtube、ツイッター、ブログ、メルマガなどあらゆる
手段を用いてターゲットと接点を持つ工夫をしています。
権威性 |
次に権威性について説明していきます。
これは人は権威のあるものに従いたがる性質のことを指します。
僕らは多かれ少なかれ権威の影響を受けています。
例えば僕が最近実感したこととして、
書評の記事や動画をUPすると
再生回数が増える傾向があります。
これは僕「Uta」のことは知らなくても、
今解説している「影響力の武器」は知っている人が多く、
また名著であることも理解している人が多いため、
その記事や動画が再生されやすくなるのです。
僕のYoutubeも再生回数はまだまだ少ないですが、
比較的書評動画が増える傾向にあります。
(気になる方はYoutubeチャンネルを見てみてください。)
これも一種の権威性になります。
例えば「スーツ」や「白衣」は権威性を表す象徴の一つです。
例えばあなたの家に訪れたセールスマンが
非常に高価なスーツを着ていた場合、
Tシャツ&ジーパンで訪れたときよりも
確実に信頼性が高まると思います。
また医療製品の広告にはよく白衣の男性(しかもイケメン)が
使われることが多いです。
白衣の男性が載っているだけで私たちは
権威性を汲み取り、読むに値する広告だと勘違いするのです。
(その男性が本当に医者かどうかも知らないのに、です。)
権威性はとても強い原理ですし、応用もしやすいので、
是非覚えておいてくださいね。
権威性をビジネスに活かすには
権威性をビジネスに活かすには、
大きく2つの方法があります。
1つ目はこれが一番いいのですが、あなた自体が
実際に権威性を持つことです。
これは何かしらの領域で実績を出すのでもいいですし、
企業で出世するのでも構いません。
いずれにせよ、実際に権威を持つことができれば
人はあなたを信頼します。
そして2つ目は権威性を利用することです。
僕が行なっているブランド品の転売などは、
思いっきりこの原理を使っていますが、
グッチやプラダやサンローランなど
誰でも知っているブランドの商品を販売しています。
これによって、自分の信頼性を底上げしているのです。
その他書評の記事を書くもそうですし、
自分に権威のある知り合いがいれば、
自社の製品を一押ししてもらうことも考えられます。
例えば一時期仮想通貨で歌手のGacktさんのお墨付きの
通貨が出ましたがこれも権威性の利用ですね。
逆に詐欺にも使われやすい手段なので、
権威のありそうな人や製品と出会った際には、
・本当に専門家なのか?
・どの程度誠実なのか?
と自分に問いかけることが重要です。
希少性 |
さて最後の希少性の原理を説明したいと思います。
これは言うまでもないですが、
「手に入りにくいものをより貴重に感じる」
という原理です。
わかりやすい例で言うと
「金」
は希少性の高いもので、
その希少性ゆえ高価な値がつきます。
また余談ですが仮想通貨は発掘量(ネット上に出回る量)が決まっていて、
「デジタルゴールド」
とも呼ばれます。
もし仮想通貨が今後も生き残ると考えるのであれば、
今のうちにビットコインやイーサリアムなど
主要な通貨を買っておくのも悪い選択肢ではないかもしれません。
(ちなみ僕は買っていません。)
また希少性にも様々な性質があり、
元々あったものがなくなったときに
よりそのものを求める傾向が強まります。
著書の例でいうと革命というのは
いずれも生活水準が上がったのち、
再度下がったときに起こっています。
つまり一度自由を体感した市民が
それを奪われそうになったときに
革命が起こりやすいということです。
もっと身近な例でいえばYoutubeで投稿時は見れていた動画が、
年齢制限がかかってしまって見れなくなったときなど、
以前よりその動画が見たくなります。
これはYoutubeで「レペゼン地球」という
グループの動画を見ていて思いましたが、
彼らは下ネタも含めた過激な動画をあげるので、
よく動画が年齢制限に引っかかります。
するとコメント欄が
「年齢制限を解除してくれ」
という未成年のコメントで溢れます。笑
これを心理的リアクタンスと言いますが、
ビジネスにも応用しやすいです。
希少性をビジネスに活かすには
著書にも載っていたビジネスへの応用事例を解説します。
著者の弟が中古車販売をしており、
中古車を仕入れたのち広告を出したところ、
3人の人から応募がありました。
するとその弟は購入希望者のアポイントの日時を
同じ時間に指定したそうです。
その結果、3人に対して1台しか車はないため、
希少性が高く見えて必ず誰かに売れる、
という現象が発生します。
僕も物販で仕入れた商品の残りが3つより少なくなると、
「在庫僅か」
「在庫残り3つ!」
といった文言を入れるようにしています。
また希少性の原理は情報にも働くので、
「●日までの公開」
「1週間の限定公開」
など打ち出すとより見られる確率が高まります。
影響力は避けるものではないが、気をつけるべきもの |
以上が著書にまとめられていた主な原理です。
1点注意して欲しいのが、今回まとめた各原理ですが、
大前提として拒否するものではありません。
何故なら情報が多い時代に私たち自身が
より素早く、手間をかけず、正しい確率の高い情報を
選ぶための手段が今回述べた各原理だからです。
だからこれらが「本当に有効に」使われているのであれば、
全く問題はありません。
要は良い商品やサービスを適切に提供するために
これらの効果を使ってセールスすることは
全く悪いことではないのです。
問題は一部の企業や人がサービスに値しない商品、
もしくは詐欺のためにこのような手法を用いていることです。
このような場合は断固として拒否しなければなりません。
今回は主に各原理とビジネスへの活用方法を主体に
まとめましたが、著書には影響力からの
身の守り方も載っていますので、
興味のある方は是非読んでみてください。
もし需要があれば記事にまとめますので、
コメントやメッセージいただけると嬉しいです!
ではでは。
追記 |
僕はかつて本当にヘタレで、
ビジネスもプライベートも散々でした。
一つだけ幸運があったとすると、
起業した後輩と知り合ってたこと。
僕は一度物販も挫折してますし、仮想通貨や
PPC広告など数々のネットビジネスでも挫折しました。
そんな中、腹を決めて行動した
アパレル転売でようやく稼げるようになり、
毎日の労働から解放され自由を獲得しました。
挫折した僕だからこそ
伝えられることがあると思っています。
僕はビジネスに才能があったわけでもなければ、
しゃべるのが得意だったわけでも、
文章を書くのが得意だったわけでもありません。
どんな人でも稼げるし、正しい知識を勉強して
実践すれば稼げる世界があることを知れば
誰でもより自由になれる。
僕Utaが月収50万を稼ぐ過程を下記の記事では公開してます。
=================
P.S.
僕は元々、愚痴・嫉妬・言い訳にまみれた
底辺会社員でした。
おれなら絶対やれる。
まだ本気出してないだけ。
そう自分に言い聞かせながら
7年間、具体的な行動は起こせませんでした。
今は起業して最高月収112万を稼ぎ
肉体的にも精神的にもだいぶ楽になってます。
ぶっちゃけ、まさか自分がこんな人生を歩むとは思ってもみませんでした。
元々言い訳だらけの人間だし。
そもそもビジネスとか知らんし。
学んでわかったことは、
結局、自分の想像の延長線上には
目を見張るような変化はないってことです。
僕が変われたのは、
愚直に学び、自分の常識をぶっ壊して
素直に異世界を覗いてみたから。
勇気を持って異世界を"確かめてみる"こと。
これは人生でもトップレベルに大事なことだと言い切れます。
僕はそうやって成長してきたし、これからも勉強を続けていきます。
この記事では、
言い訳ばかりの社畜がどのようにして今にいたるかを書きました。
→Uta(ユータ)のプロフィール。社畜→起業→惨敗→月利7桁突破した物語
----------------------------------
メルマガもやってます。
ブログには書けない裏話や具体的なテクニックを配信中。
個人起業スタートのための3つの特典も
期間限定でプレゼントしてるので、
興味があれば受け取ってくださいね。
→メルマガの詳細はこちらから
この記事へのコメントはありません。